本書は環境省の炭谷茂前事務次官の編著によって環境福祉学を理論的に体系的に述べ、その全体像を示し、具体的な環境福祉実践の事例を紹介しています。環境と福祉は人類にとって最も重要な課題であり、人類の未来を明るいものにするための鍵を握るものです。この両者は分離して考えるものではなく、常に融合し展開されるべきで、環境福祉の融合を推し進め普及することにより、持続可能な環境福祉国家を構築するための一助となることでしょう。

    本書は環境・福祉・保健・医療に関する教育、研究、行政、企業、福祉サービスに従事する方々だけでなく、学生やNPOなどで地域問題に深い関心をもつ人々にお薦めします。


【定価】 2,625円(税込み)  【送料】 450円
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  目 次


第T編 理論
  環境福祉学の背景・理念・概念応用
第U編 実践
第1章 環境福祉の商品・製品・サービス
  @エコとユニバーサルデザインを提案するイーユーハウス
  A燃料電池車いす、電動カートの開発
  B環境配慮・省資源型おむつシステム開発への情熱
  C脱薬剤を目指した環境福祉
  D使用済み自動車のシートを活用した高齢者向け福祉機器
第2章 環境福祉事業・リサイクル関連
  @環境と福祉が繋ぐリサイクルの輪 「食品トレーリサイクル新庄方式」について
  A環境福祉の実践について
  B神戸市資源リサイクルセンターにおける知的障害者の雇用
  Cリサイクル洗びんセンターの取り組みと課題
第3章 環境福祉事業・農業関連
  @朱鷺と人が共に生きる島づくり
  A地球が喜ぶフードバレー ―エコランド・有機・健康福祉の里づくり―
第4章 環境福祉の町づくり・市民の取り組み
  @福祉の川づくりと屋上緑化における環境福祉
  A医療リゾートを目指して
  B花や緑を活かした健康増進地域づくり 
   〜「花と緑のチカラでみんな元気になろう」運動の推進〜
第5章 企業経営としての環境福祉経営
  @日本興亜の森林(もり)の運営を中心とした環境福祉の取り組み
  A環境と社会貢献、そして福祉
  B「環境と福祉の融合」ジャパンビバレッジの取り組み
第6章 環境福祉教育
  @不登校・引きこもりの児童生徒の環境教育による支援事業「こころの回復支援事業」報告
  A「脳の発達を促す幼児期の体験学習」幼児期の体験学習は感性豊かな若者をつくる
  B“赤ちゃんとのふれあい授業”から、「子育てバリアフリー」の調査へ


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